2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

財政で景気が良くなる訳がない。

イールドカーブコントロールの失敗 「アメリカが利上げ志向なのに円安が進まない理由が分からない」と上念がとぼけている動画がチャンネルくららに上がっていましたが、理由は簡単で、上念らリフレ派が訳も分からず無責任に勧めたイールドカーブコントロール…

無利子永久債でも利払いは消えない

タイトルを見て、「は?何言ってんの?」と思う人が多いと思いますが、真摯に考えているとむしろ当たり前の話であることがわかります。 リフレ派の常套手段は、「苦しい義務から逃げられる、嫌な現実を消せる」とぶちあげて、政治家や一般人の関心を教祖的に…

貨幣の債務性、中央銀行の破産?

以前はデフレ派の問題発言を微力ながら批判していたのですが、今はリフレ派の問題発言を批判しなければならなくなりました。 「ならなくなった」というか、個人的にせずにはいられないということなんですけれども。 直近の問題発言は3つ。 マネタリーベース…

政府債務が会計上「消え」ても無意味

私たちが家を買うと、借りた金と買った家が、負債と資産として記録されます。 (自分で記録する人はあまりいないと思いますが、頭の隅には置くでしょう) その際、「やった、負債と資産が会計上相殺されて借金はチャラだ」と考えるのが高橋洋一。国債無効化…

永久債にできる政府債務はお幾ら?

日銀保有債務を永久債にする案に私は全く反対で、理由は、永久債は購入者が償還を要求できないからです。 www.ifinance.ne.jp 政府が日銀に永久国債を買わせると、政府が償還に応じない限り、日銀は永久にそれを保持しなければいけません。 これは日銀の独立…

政府債務を消せるという話はウソである。

リフレ派は、博士号もちの専門家でも平気でウソを言うようになっていて、非常に危険なのですが、リフレ派のウソの支柱になっているのがスティグリッツなので、こっちも相当な問題だと思います。 リフレ派推奨の記事がこちら。 news.livedoor.com スティグリ…

出口に戦略なんて必要なのか?

この記事はいろいろ面白いです。 www.j-cast.com 黒田総裁就任からの大規模緩和は、2017年春で4年を超え、足元で国債買い入れは年60兆円ペースにスローダウンしているとはいえ、日銀保有国債は3月末で400兆円を超えている。 金利ターゲットの設定によって、…