株価急上昇、円安加速のワケは?

今数字を見てみたら、株価が9700円台と+150円超、ドルが83円とこのごろ見たことのない水準に急激に好転しているので、「何が起こった!?」とばかりにニュースを確かめてみたのですが、日本国内の理由はこれか?

日銀が新制度

このニュースで「大幅な金融緩和を期待した」という解釈もあろうかと思いますが、こちらの方が大きいかもしれない。

米FOMCが失業率目標

デマを流していた「金融専門家」や「学者(諭吉さんが泣いている)」の主張とは裏腹に、アメリカ中銀も国債の買い入れを再び始めるとのこと。

いやぁ、このへんの整合性を説明して欲しいもんですねぇ、反リフレ派のデマ芸人の皆さん。

FOMCの声明もよく読んどけ。

  • 声明は「十分な政策緩和がなければ、経済成長は雇用市場状況の持続的改善を創出するのに十分強いものとはならない可能性があると委員会は依然懸念している」としている。
  • 今回新たに発表された数値基準は、FRBが景気押し上げと雇用の拡大に向けて、やや高めのインフレ率を容認する姿勢を示唆するものだ。
  • バーナンキ議長は、FRBが最終的に利上げを決定するにあたっては、失業率とインフレ率だけでなく幅広い指標を参考にすると述べた。
    また議長は、FRBは「自動操縦」するわけではない、と強調した。
    バーナンキ議長は、会見で「数値基準に達したとしても、即座に政策緩和を弱めることにはならない」と指摘。「いかなる単一の指標も労働市場の完全な評価を提供できない。よってわれわれは、労働市場の状況に関するより広い文脈の中で、失業率の変化を検証する」としている。
  • 長期予想は、失業率が5.2─6.0%、インフレ率(PCE=個人消費支出)が2.0%で、9月から変わらなかった。つまり当局者は、最終的にはインフレを誘発せずに失業率を5.2─6.0%に低下させることが可能、と引き続き考えていることになる。ただバーナンキ議長は、失業率がそこまで低下する前に引き締めを開始する、としている。
アメリカが緩和を強化すると円高になるわけですが、それでも今日の数字が円安になっているのは、「アメリカの景気がさらに回復する」という期待と「安倍総裁のリフレ政策の裏付けがもう一つ付け加わった」というものかもしれませんね。
自民党が選挙で勝つのはほぼ確実だと思いますが、政権をとった後はアベノミクスが実現されるように、一層の支持が必要になります。
むしろそこからが正念場でしょう。