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金融政策を『一般人』にわからせろ。

一般人代表のわたくしが申し上げます。
アメリカの経済学者同士のブロゴスフィアでの議論を覗いていて思うのですが、ああいう議論をするから進歩するのだろうな、ということ、そして逆に『こんなのわかんねぇよ』ということがあります。
大体の共通認識としては『金融緩和せよ』というものが向こうにはあるので、日本のように政治家・マスコミ・「識者」が「インフレ目標は危険!」とかほざくアホ水準とは全然違うわけですが、そのようなアホ状況であれば尚更、『一般人』に金融政策をわからせる作業が必要になります。
社会を「リード」する層が日本の場合は先の大戦の頃と同じくアホ水準に留まっているので、大衆と関係なく高い見識でもって必要な政策を進めるといったことが全く期待できないからです。
社会の常識として或程度の正しい理解が金融政策に関して存在しないと、いつまで経ってもましな経済運営がなされないことになります。
ただ、『一般人』の中には政治家も含まれます。政治家は必ずしも何かの専門家ということではありませんし、仮に専門家であったとしても政治家の仕事がカバーする領域は非常に広く、各々の分野について詳しい知識や正しい理解を自分の努力だけですることなど不可能です。一つの分野で卓越した見識を持っている政治家が、疎い分野では愚かしい判断をして国民から失望を買うのはよくあることです。
決して私だけの事情ではないと思いますが、金融政策は我々の常識とはかなりかけ離れた理解が必要なところがあり、読書するにしても検討を加えながら腰を据えて読まないと訳がわからず放り出すということになります。
実際、日本経済のパフォーマンスが長いこと悪いのに、金融政策について関心を持つ層は驚くほど少ないですね。2chTwitterで人々の動向を観察しているとわかりますが、普通の人々はまず関心をもっていませんし、持っている人でも間違えた理解をしていることが大半です。それは多分に金融政策を理解するのが非常に面倒くさいからですし、理解している人の言葉づかいが『一般人』にとっては敷居が高いからでしょう。
特に理解されなくてはならないのは、効果ある金融政策はカネが出まわる前から効果を発揮する、という一読すると矛盾を感じるような知見があることです。これが理解できているかどうかが詐話師の詭弁に騙されずにいられるかどうかの境目になります。