上念司氏の浜田宏一氏擁護は誤り
「誤り」と書いたのは、私は上念氏ほど図々しくないので、「ウソ」とまでは軽々しく言わないだけ。
ちなみに、本日私は上念氏のツイートを引用したので、批判されているのはわかっていると思います。
ま、別に反応は要りません。
私は時間泥棒ではないので。
上念氏の動画ですが、浜田擁護は17分から。
上念氏は批判者に対して、「FTPLを理解していない」と言っていますが、上念氏も理解していないでしょう。
理解していれば、説明できるはずです。
シムズ氏の論文はネットで見つかります。
https://www.kansascityfed.org/~/media/files/publicat/sympos/2016/econsymposium-sims-paper.pdf
しかし、こんなのを読むほど暇な人はいないでしょうし、そもそも論文は専門家同士のやり取りなので、一般の人が読むものではありません。
以下、「上念氏のウソ」→私の指摘
gendai.ismedia.jp そのうえ、安達誠司氏は2016年2月まではFTPLに否定的な見解を述べています。
blog.goo.ne.jp というか、量的緩和を前提としているのか補足としているのかはっきりしてください。
- 「FTPLは金融政策がビルトインされている理論」→さっきの話とかぶりますが、金利がゼロになったら金融政策は無効、という話なので、リフレ政策とは矛盾します。さきほど挙げた15ページに「VI. CAN DEFICITS REPLACE INEFFECTIVE MONETARY POLICY AT THE ZERO LOWER BOUND?」と思い切り書いてあります。
- 「財政政策をやらずに金融政策をすると、その効果が政府にばかり入ってくる」→シムズ氏は、「 For example, if interest rates are pushed into negative territory, and the resources extracted from the banking system and savers by the negative rates are simply allowed to feed through the budget into reduced nominal deficits, with no anticipated tax cuts or expenditure increases, the negative rates create deflationary, not inflationary, pressure.」と書いているので、マイナス金利の話です。
いやー、上念氏は反省してほしいもんですね。