【アベノミクス】ウォール・ストリート・ジャーナルが叉も追従記事

日銀出身の金融会社社員を出して安倍批判をやったばかりのWSJが、どういうわけかこまめな執念でアベノミクス批判を再度展開しております。
利害関係のない外国新聞のはずなのに不思議なことですね(棒
他国の選挙に影響を及ぼそうと自発的にお考えなのでしょうか。

2012年 12月 15日 13:33 JST
衆院選で脅かされる日銀の独立性
【前略】
 安倍氏は日銀が自身の要求に従わない場合、1998年に改正・施行された日銀法を見直すことも視野に入れていると表明している。これは中銀の独立性を良しとする現在の経済学的常識に逆行する脅威だ。

ウソをつくのはやめましょう。そんな常識はありません。
バーナンキ氏もポーゼン氏も「中央銀行の目的は政府か議会が決めるべきだ」と発言しています。
中央銀行にあるのは手段の独立性です。

米国では議員らが連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策決定を議会の監査にかけるよう求めたが、FRBのバーナンキ議長はこれに反対している。

これは手段にまで容喙しようとしたからです。
WSJは経済紙っぽい名前なのにその区別がつかないようです。
やはり経済紙を読むのは止めるべきなのでしょう。

前原氏は、日銀に対し会合後の通常の報告に加え、デフレ対策を盛り込んだ政府との共同声明を発表するよう求めた。当局者が事前にこれを白川総裁に伝えた際、総裁はすぐには受け入れなかった。政府サイドは政策決定会合で、共同声明を提案することも視野に入れていた。これは、日銀が独立性を勝ち取って以来、政府が超えたことのない一線だった。

日銀が持っているのは過度の独立性です。
まともな先進国の中央銀行で、目的も手段も独立している、つまり政府からも議会からも独立しているところはあるのでしょうか。

総裁らは、政府が経済の長期的な健全さの向上を目指して規制や構造の改革に取り組むことに政府が合意したことがもっと重要だと指摘した。

こんな馬鹿げた発言を何故批判しないのでしょうかね。
長期的な成長は確かに政府の役割ですが、ということは中銀総裁が口出しをする分野ではありませんね。
白川総裁は自分の担当でない領域に口を挟んで話を逸らしているのですが、その不遜さについてWSJは何も論評しません。
実におかしなことです。