さりげないデマが得意…朝日新聞

金融緩和(中) 供給増ものれんに腕押し
http://www.asahi.com/business/topics/keizainavi/TKY201212120406.html
Q そもそも金融緩和って、どんな時に、どうやってやるの?
A 物価が下がり続けるデフレや不景気の時、日本銀行がとる政策なんだ。目的は、金利を安くするなどして、みんながお金を借りやすい状態をつくり出すことなんだ。最近では、日銀が、街中にある普通の銀行から、その銀行が持っている国債などの資産を買い取っているんだ。その分、普通の銀行はお金が手に入る。
 そのお金には、あまり利子は付かないので、できるだけ企業に貸し出してもうけようとする。そうすれば経済が上向く、というメカニズムだ。
Q うまくいっているの?
A 残念だが、企業が借りてくれなければどうしようもない。銀行の中にお金がたまっている状態だ。日銀の白川総裁は「のれんに腕押しの状態」と言っている。

おなじみの「ブタ積み論」ですね。日銀の言い分を垂れ流しです。
記事のなかでは「企業が借りてくれなければどうしようもない」などと書いていますが、どうしようもなくない。
なんか子供みたいな言い方になってしまいますが、銀行へどんどん貨幣供給し続けると、それが貸し出しに回らないとしても人々は「このままいくとインフレになるな…」と予想します。
そのようなインフレ予想が出てくると人々はお金を株式やドル資産に代え始めますから、株価が上がり、円安になります。
株価の上昇によって企業と銀行のバランスシートが改善し、円安によって輸出企業が潤います。
つまり、日銀の出したカネが出回る前から経済の回復が始まります。
というわけで、日銀と朝日新聞の言い分は間違っているわけですね。