生活保護の増加はデフレの影響

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この記事のグラフでは生活保護が急上昇しているのが90年代半ばから、ということがわかります。

90年半ばといえばデフレが定着し始めた頃で、それに加えて97年に不況下での消費増税などといった失政があったことから、受給者の数が増えたものと思われます。

高齢者の割合が増加していることも生活保護を増やしている大きな原因でしょうが、「貧困な高齢者」が増えてしまったのはやはり景気の影響でしょう。

また、80年代初めの不況の時期にも受給者が増えていることも見て取れ、経済状況が大きく影響していることがわかります。

生活保護を受けることに対して自己責任を唱えて非難する声も多いですが、そのような発想は間違っているということがグラフからよくわかります。

いつでも心がけの悪い人はいるであろうのに、景気の良い時期には明らかに受給者が減っているのですから、この問題は個々の生き方の問題よりも経済全体のパフォーマンスに原因があるということです。